シミと皮膚がんの関係

紫外線を浴びることがきっかけで発生するシミですが、皮膚がんも同様に紫外線が大きく関係しています。
皮膚がんと一口に言ってもさまざまな種類があり紫外線だけが原因ではないのですが、紫外線は大きく影響しています。
シミと皮膚がんの関係や、見分け方などについて詳しくご紹介しましょう。

皮膚がんにはさまざまな種類があり、大きく6つに分類されています。
この6つの皮膚がんの中でも日本人にもっとも多く見られるのが基底細胞がんです。
表皮の最下層である基底層の基底細胞や毛の細胞が悪性化することで発生し、紫外線を浴びることが原因とされています。
手のひらや足の裏には発生せず頭や顔などに発症しやすいがんで、通常のガン年齢よりも高齢者に多くみられる傾向があります。
進行はとても緩やかで、そのまま放置しておけば筋肉や骨などにも浸潤しますが、リンパ節や内臓などまで転移することは稀です。
他にメラノーマとも言われる悪性黒色腫もあります。
これは表皮の基底部にあるメラニン色素を作り出す細胞のメラノサイトや母斑細胞(ぼはんさいぼう)と言われるほくろの細胞が悪性化したものです。
メラノーマは小さな初期段階から移転しやすい皮膚がんです。
血液やリンパなどを通り全身に移転する危険性もある、皮膚がんの中でも最も凶悪なガンと言われています。
他にも表皮の有棘層にある細胞から発生する有棘細胞がんや、紫外線を浴び続けることで発症する日光角化症などもあります。
この中で、顔のシミと間違えやすいのは基底細胞がんとメラノーマです。
どのように区別すれば良いかと言えば、大きさや色むら、形、隆起の程度などが目安となってきます。
一般的なシミでも2センチ3センチほど広がることはありますが、あまり大きく広がるものは注意が必要です。
また形がいびつだったり色むらがあるなど、いつものシミとは違う形のシミが出来たら早めに病院で診てもらうことが大切です。
皮膚がんの中には紫外線に当たらなくても発生するものもありますが、皮膚がんの予防には過度に紫外線を浴びないことが何より大切です。
紫外線を浴びると細胞を守るために生成されるのがメラニン色素で、ターンオーバーのサイクルの乱れなどにより皮膚に蓄積されたものがシミです。
紫外線を過剰に浴びることは、シミの多発につながると同時に皮膚がんの危険性も上がることを知っておきましょう。

基底細胞がんやメラノーマは、見た目がシミと似ているので注意が必要です。
早期発見と早期治療が大切なので、いつもとは違う気になるシミがあったらすぐに皮膚科に受診しましょう。

シミのメカニズムを分かりやすく解説します

年齢とともに増えてくシミは、どうして発生してしまうのでしょうか。
シミをこれ以上増やさないためには、まずはシミが発生するメカニズムを知っておくことが大切です。
シミが出来るメカニズムを出来るだけ分かりやすく解説しますので参考にして下さい。

私たちの肌は、厚さ0.1ミリから0.3ミリという非常に薄い表皮という部分や、その下にある真皮と言われる部分で構成されています。
シミはとても薄い表皮の中で発生しています。
表皮はさらに、表皮細胞のケラチノサイトや色素細胞のメラノサイトなどの4つの層に分かれています。
シミが出来てしまうのは、紫外線を浴びるなどの外部からの刺激から肌を守るためにメラニンが生成されるからです。
表皮が紫外線を浴びると、まず色素細胞のメラノサイトに信号が送られます。
信号を受けたメラノサイトでは、メラニンと言われる色素が生成されることになります。
メラニン色素は、各細胞を紫外線から守る働きがあります。
メラニン色素が生成されるとすぐにシミになるわけではありません。
表皮の一番下には基底層と呼ばれる層があり、ここから表皮細胞が分裂して皮膚のターンオーバーが行われています。
基底層から徐々に新しい細胞が上に押し上げられていき、古い角質は垢となって剥がれ落ちていきます。
このターンオーバーのサイクルは正常であれば28日ほどで行われており、紫外線を浴びて生成されたメラニン色素も古い細胞と一緒に剥がれ落ちていきます。
通常の日焼けであれば、このターンオーバーによって1か月程度で消えていくはずなのです。
問題となるのは長い時間または強い紫外線を浴びることや、加齢やストレスなどによりターンオーバーのサイクルが乱れることです。
長い期間をかけて蓄積されたメラニンや、強い紫外線を浴びるとそれだけメラノサイトの数が増えていきメラニン生成も活性化します。
それに加えてストレスや加齢などによりターンオーバーのサイクルが乱れれば、メラニン色素が滞留してしまいます。
たくさん生成されて滞留されるメラニンが色素沈着を起こすのですが、これがシミと呼ばれているものです。
メラニンはシミの原因となる悪者のように思われていますが、実はメラニン自体は紫外線から細胞を守ってくれる大切なものです。
強い紫外線を浴びることやターンオーバーの乱れがシミの要因となっているのですね。

シミの一番の原因は紫外線ですが、ターンオーバーがスムーズであればシミは発生しません。
しかしストレスや加齢でどうしてもターンオーバーはゆっくりになるので、紫外線対策が必須になります。

ターンオーバーとシミの関係

シミをはじめ、しわやたるみなどのエイジングの悩みは肌のターンオーバーと深い関わりがあります。
ターンオーバーと言う言葉はよく耳にするけど、詳しい意味を知らない人も多いのではないでしょうか。
ターンオーバーとはどのようなものなのか、またシミとの関係について詳しくご紹介しましょう。

私たちの肌は、常に一定の期間をかけて剥がれ落ちてはまた新しい皮膚へと生まれ変わっています。
怪我をした時には分かりやすいですね。
傷を負った部分はやがてかさぶたになって剥がれ落ち、やがて元のきれいな肌になります。
このような肌の生まれ変わりのサイクルのことをターンオーバーと言います。
このターンオーバーが起こるのは肌の表皮部分です。
肌は3つの構造になっており、肌表面から順番に表皮、真皮、皮下組織で構成されています。
ターンオーバーが起こる表皮はさらに角質層、顆粒層、有棘層(ゆうきょくそう)基底層の4層構造になっています。
まず、一番下の層である基底層で新しい細胞が誕生します。
そして分裂を繰り返しながら顆粒層、有棘層、さらに角質層まで新しい細胞が到達していきます。
一番表面にある古い角質層は押し上げられるように垢となり剥がれ落ちていきます。
そして新しい肌細胞が表皮となるのです。
この一連の細胞の生まれ変わりがターンオーバーで、常に強い角質バリアを維持するためにとても大切な働きを担っています。
このターンオーバーは、身体の部位によっても年齢によってもその周期が異なってきます。
ターンオーバーの周期は、顔は早めで手足などの身体の先端に行くほどにゆっくりになります。
顔のターンオーバーの目安は28日から56日と言われています。
代謝の活発な若い人ほど早く、代謝が落ちる中高年になるとターンオーバーもゆっくりになります。
30代から40代くらいになるとターンオーバーが45日前後になると言われています。
シミが出来てしまうのは、紫外線などの外部からの刺激を受けて角質層でメラニン色素が大量に発生してしまうからです。
しかし若い頃ならターンオーバーがスムーズなので、日焼けをしても古い角質と一緒にメラニン色素も剥がれ落ち、シミにもなりにくいのです。
30代くらいからはターンオーバーもゆっくりになるので、古い角質もなかなか排出されにくくなりますからメラニン色素も残りやすくなります。
紫外線の影響も受けやすくなり、肌のくすみやシミも発生しやすくなるというわけです。

30代40代くらいからは肌の代謝サイクルであるターンオーバーもゆっくりになりシミも残りやすくなります。
シミなどのエイジングの悩みはターンオーバーと深い関わりがあるのですね。

シミの原因と対策

一度できるとなかなか消すのが難しいのがシミです。
シミ対策のコスメやサプリメントなどさまざまなアイテムがありますが、まずはシミが出来る原因を知ることが大切です。

シミが出来る原因と正しい対策方法をご紹介しますので参考にして下さい。

シミ一つない透きとおるような美肌は女性の憧れですが、それを実現するためには正しい知識と正しいお手入れが必要です。
女性を悩ませるシミですが、シミが出来る根本的な原因はメラニンが過剰に作り出されるからです。
メラニンは肌内部にあるメラノサイトによって作られるものです。
外部からの刺激を受けた皮膚は、メラノサイトに対してメラニンを作るようにと命令します。
それは、メラニンには外部からの刺激から皮膚を守ってくれる働きがあるからです。
DNAが破壊されたり皮膚がんを防ぐために欠かせないメラニンですが、過剰に生成されることが問題です。

過剰に作り出されたメラニンは皮膚で色素沈着を起こしてシミとなってしまうのです。
メラニンを過剰に生成させてしまう外部刺激を取り除くことでシミが防げるわけですが、その外部刺激とはまず紫外線です。

紫外線の中でも特に波長の短いUVBは、皮膚細胞を直接攻撃してDNAにダメージを与えてしまいます。

ですから紫外線を浴びると細胞を守るためにメラニンが大量に生成され、シミが出来やすくなります。

また、体内で発生する活性酸素もメラニンを生成させる原因となります。
喫煙やストレス、飲酒や激しい運動、食品添加物、睡眠不足、排気ガスなどが体内の活性酸素を発生させる原因となります。

他に、炎症によって出来るシミもあります、
ニキビはその代表的なもので、他に日焼けや湿疹などもシミの原因となります。

シミの原因にはさまざまなものがありますが、やはりシミの要因となるのは紫外線です。
シミ対策には紫外線対策が欠かせませんから、特に春から夏にかけての紫外線が強い季節にはUV対策をしっかりと行いましょう。

日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線対策が出来ます。
日焼け止めはこまめに塗りなおすことが大切です。

これらの紫外線対策をしても100%防げませんから、ビタミンC誘導体などのメラニンにアプローチしてくれる美白コスメでお手入れすることも大切です。

また内側からのケアも大切ですから、ビタミンCやリコピン、アスタキサンチンなどのシミ対策に効果的な食事やサプリもおすすめです。

さらに十分な睡眠やストレスを溜め込まないことも、シミを防いで美肌を保つためには大切なことです。

シミの根本的な原因はメラニンですが、正しいお手入れやUV対策でシミは予防できます。
夏場は紫外線量もグンと増えますから、しっかりとUVケアを行ってシミを防ぎましょう。